新型コロナと救急関係をお勉強! ~進級隊集会~

ボーイ
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ボーイスカウト隊の9月の隊集会は、秋雨時期であることもあり、進級を主眼に置いた屋内での活動としました。特に新型コロナ禍がおさまっていない状況ですので、現役第一線の医師でもある団委員を招き、新型コロナ感染防止のために自らすべきことを中心にした救急章の関連をメインに、そして筋交い縛り・角縛りのロープワークの徹底実践を行いました。

まず最初に、医師でもある団委員に、パワーポイントによる講習をしていただきました。

いろんな救急事例に出くわした場合にどう対処すればよいのかから始まって、感染症の話、そして特に新型コロナ防止のために個々がすべきことを徹底的に教わりました。実はこのような話は毎年していただいているのですが、特に新型コロナ禍の現在では感染症に関する話はよりグッと心に突き刺さってきます。スカウトだけでなく、リーダーにも大変参考になる内容でした。

そして、皆が普段しているアルコール等を手に吹き付けて行う消毒や、石けんでの手洗いが、実際にいかに不完全であるのか、絵の具を使って目に見えやすい形で実践する海外の動画を見ました。

動画を見終わった後は、班別に分かれます。ひと班ずつ、隣の手洗いがある部屋に行って、実際に動画と同じことを実践しました。手に水性絵の具をたらし、目を瞑りながら、アルコール等を使って手指を消毒するイメージで両手をこすってもらいます。そして目を開けると・・・どうしても塗り残した部分があります。そして思った以上に消毒液を多めにつけないと手全体を消毒できないことが実感できました。

次は逆です。つまり目を瞑りながら、両手両指をくまなくゴシゴシしてもらいました。しかしこれもまた目を開けてびっくり、意外に絵の具が残っているものです。

密を避けて他の班はロープ結び・筋交い縛りの実践です。2人1組になって、丸太を筋交い縛りでAフレーム(立ちかまどなどの基本になる三角形)を組む練習をしました。通常はできる人がやって、見ている人はいつまでもできない・・・となりがちですが、今回は必ず皆が自分自身で筋交い縛りができるまで、徹底的にやりました。

秋雨の時期なので屋内プログラム、ただし換気などを徹底して・・・という隊集会でしたが、今年度は引き続きこのような基礎を徹底的にやります!