「ツール・ド・琵琶湖」2日目の追い込み漁では、前述のように釣果は2匹のみという淋しい結果に。
釣った魚は夕食のメインのおかずとなる予定だったので、サイクリング最後の晩餐はみんなが淋しい思いをしてしまうピンチとなりました。
魚が思うようにゲットできなかったことを嘆いても、今さらどうしようもありません。みんな気を奮い立たせて宿泊地まで自転車を走らせます。もっとも、追い込み漁をした場所から2泊目の宿泊地である奥琵琶湖キャンプ場までは、ものの10分あれば着いてしまうほどの距離でした。
さて、問題の小鮎ですが・・・実は買い出しに町に出ていたリーダーにすぐさま緊急指令が飛び、地元のスーパーで天然の小鮎をゲット、これをメインとすることになりました。まあ滋賀県産なので許してください(笑)
さて、お世話になる奥琵琶湖キャンプ場は一般向けのキャンプ場ですが、はずれの方のあまり整備がなされていない一角をお借りしました。そのため、我々的には素晴らしいサイトが設営できました。
夕食は小鮎の天ぷらとポテトサラダです。もう日も暮れてきたので、リーダー含め総力戦で調理しました。
小鮎の天ぷらについては、自分たちでゲットした貴重な2匹は他と混ざらないよう特別扱いして、ゲットしたスカウトに‥のつもりだったのですが、うち1名は辞退したのでそのぶんは他のスカウトのお腹に収まりました。しかし、小鮎は天ぷらにしたらちょっとした苦みもいいアクセントで、大変美味しかったです。
夕食後はシャワーを浴びて、早々に就寝しました。
翌3日目もやっぱり快晴の朝!
このサイクリングもいよいよ最終日です。
昨日と同じく、朝食の後は全員で早々に撤収にとりかかり、昨日より早い時間にサイトを出発することができました。
この日のサイクリングでは、朝から感動的な出来事がひとつありました。
通常、新人スカウトは体力的には劣っているため、今回のサイクリングでも遅れがちになっていました。そのため、途中で本隊と離れてしまい、別途付き添ったリーダーと2人だけで走るようなシーンも多かったのです。
この日も最初の行程で先行班の新人が遅れ、少々離れて後ろを走っていた班が追い付いてしまいました。そこで、感動的なことが起こります。後ろの班の全員がその新人を応援しだし、その声援に後押しされるかのように新人もペダルを踏み、なんと給水ポイントに着くまでに本隊に追いついたのです。これにはおっさんリーダーも思わず涙・・・
昼食は萩の浜という場所でそうめんを作りました。
ただ、これが大人気! かなりの量を用意していたのですが、あっという間になくなりました・・・
このあたりからは市街地も点在するようになります。この後も適宜休憩をはさみながら、残り少なくなった距離を小野駅目指して走ります。
そして、15時40分に一昨日出発したJR小野駅に戻って、ビワイチが完結しました!
とんでもなく暑かったこの3日間、皆ダウンすることなく150kmの行程を走り切ったことは素晴らしかったと思います。
その一方で、やはり疲労がたまっていたのでしょう、特に最終日に転倒してケガをしたスカウトが少なからずいたのは残念でした。ただ、彼ら全員がそれでも最後まで走りたい!と気力を見せてくれたことは、驚くとともに大変嬉しかったです。
~ハイライト動画公開!~
ハイライト動画を作成しました。ぜひご覧ください。(3分24秒)
~おまけ~ サポート隊レポート
サポート隊では3tトラックが大活躍!
今回のサイクリングは途中参加・退出OKとしたため、自転車はなんと総数18台となり、さすがの3tトラックでもこれだけの台数の自転車を一度に運ぶことは不可能でした。
そのため、前日夜に半分を小野駅の自転車置き場まであらかじめ運搬し、当日に残りを運びました。(もちろん最終日も終わってから小野駅までもう1往復)
また、初日のサイクリング開始時以降は、トラックは原則スカウトのアタックザック等の私物(桜井-小野間はスカウトが手運び)を運搬しました。そのため、例えば2日目以降の参加者分の自転車5台は初日のキャンプ場に到着後、夜にピックアップに小野駅に戻るなど、琵琶湖の周りをあちこちと大活躍!
そのおかげで今回のサイクリングキャンプは隊所属のスカウト全員がどこかで参加したという、エポックメイキング的なプログラムとなりました。トラックに弥栄!
最後に、今回ケータリングで使った水分関係は以下の通りでした!
ポカリスエット | 92リットル | 粉末の使用量より計算 |
麦茶 | 56リットル | パック麦茶+ペット麦茶 |
板氷 | 41枚 | これだけで約15,000円! |