今年度からは、BS隊も毎月第1日曜日の朝に、阿比太神社付近の清掃奉仕をするとともに、その後の時間に、メインの隊集会の準備的な進級隊集会をしています。
今月はトピック的な進級隊集会となったので、このブログ上でも特別にご報告します。
6月の隊集会は箕面市消防本部から職員の方をお招きして普通救命講習を予定しているため、その準備として救急法の講習会を行いました。
何がトピック的だったかというと、講師としてその道のプロ、医師である団委員に来てもらったのです。
そう、箕面第一団は人材豊富で、様々なジャンルの人が在籍しているのです。(これは自慢です)
阿比太神社の部屋をお借りしました。 皆、真剣な面持ち |
医師の堀口団委員。 普段医療の最前線で活躍しておられます |
まずは、救急法について、観察・判断・行動という観点から総論的なお話があり、次に具体的な症例について・・・
普段目にすることの多い、①鼻血 ②目への異物混入 ③指の切り傷 ④やけど ⑤虫さされ ⑥立ちくらみ ⑦腹痛 ⑧熱中症について、それぞれの対処法や気を付けること、絶対にしてはいけないことなどを議論しながら確認していきます。
実は、このセクションは子供達には退屈かな・・・と少し心配していたのですがなんのその、みんな活発に意見を出しあって大変盛り上がり、予定時間を大幅にオーバーするほどでした。
次に、各自脈拍を確認し、聴診器をあてて心音や呼吸音を確認します。
脈拍を調べるのに手首は一般的ですが・・・ | えっ、こんなところでも計れるの? |
寝ているのではありません。 各自集中して1分間の脈拍数を計ってます |
相手の心音を聞いてみよう。 聴診器って電気使ってないのに意外に聞こえるね! |
やっぱり自分の音も気になる・・・ | 服の上からでも結構聞こえるね。 リーダーも興味津々! |
そして、最後に具体例を想定しての訓練です。
まず最初は、自転車で転倒して怪我をした想定。
場所の安全確保をしたうえで、何をすればよいのか皆で実践します。
自転車で転倒、出血あり! さてどうする? |
タオルがなければネッカチを使って 出血のひどい腕を止血だ |
右脚は骨折疑いあり。 止血すると共に手旗を使って 関節を固定し出血部を高い位置に! |
この措置で正しかったのか? 皆で検討! |
応急措置をしたところで救急車が来て、とりあえずは一段落かと思ったら、突然人が倒れた!
あれあれ? 人がふらついているぞ! |
そのまま倒れちゃったよ! 119番はしたけれど、どうしよう? |
外傷はないようだ。何が疑われる? 熱中症ならどうすればよい? |
基礎知識から実践的な話まで、一般人の通常ではとても知ることのできない、とても充実した講習会になりました。
今回の目的の一つは、もし町中で見知らぬ人が怪我等しているときでも、一歩前に出て助けることができる知識及び意志をもつことです。
知識と実践のバックボーンが持てたことにより、講習を受けたスカウトは社会に生きる人間としても一段ステップアップしたといえます。
堀口団委員、大変貴重な講習、ほんとうにありがとうございました!