神明キャンプ場で迎えた「ツール・ド・琵琶湖」2日目の朝も、雲ひとつない快晴!
5時半起床なのですが、その前から静かな湖畔に出て朝の風情を堪能する(!?)スカウトが結構いました。
パンとソーセージ、チーズやレタスといった朝食を摂り、早速すべてを撤収します。
そうです。移動キャンプなので、静かな朝を楽しむ余裕はありません。どんどん撤収して早く出発しないと目的地に到着しません。もちろん、比較的涼しい午前中にできるだけ走っておきたいということもあります。
朝から合流したスカウトも加わって、いよいよ北へ向かって出発します。
湖東の主要都市、長浜を過ぎると途端に長閑な風景の中となり、まだ気温が上がりきっていないこともあって、快適なサイクリングとなりました。
とはいえ、やはり暑いので、ケータリングはやっぱりみんなの憩いの場。
ただ、この景色が良くて快適な道は、残念ながらいつまでも続くわけではありません。琵琶湖北部の地形は一部切り立って、無人地帯となっており、その手前でトンネルをくぐり、内陸部を北上していくルートとなります。
やがて峠越えとなるところで想定外の事態が。月初めの豪雨でがけ崩れがあり、通ろうと思っていた国道の旧道がなんと通行止めに‥‥
この旧道の古いトンネルを抜けると、しばらくお別れしていた琵琶湖の絶景がパッと眼前に広がるという感動ポイントがあるのですが、残念ながら皆体験できずでした。(あまりに突然でこのあたりの写真を撮りそこねました・・・)
これは我々だけでなく、他のサイクリストたちもえーっ!という感じで、皆やむなく、歩道があるとはいえ、交通量の多い国道トンネルをくぐる羽目になりました。
大型トラックの行き交うトンネルをくぐると、本来の湖岸の半島を通るルートに戻りました。ここは車の通行がほとんどなく、先ほどとは一転して景色を充分に堪能しながらゆったりと走ることができました。
この途中の景色の良いポイントで休憩。木陰がないためシェルターを張り、湖北の静謐な雰囲気に囲まれながらゆったりと過ごしました。
そして、ここでは奥琵琶湖をバックに記念写真を撮りました。
ちなみにこの時が今回の行程で最大人数となった瞬間で、撮影者を除く20名がズラリ。壮観ですね!
そして、ここからはもうひとつの峠越え(もっとも先ほどはトンネルでやむなく回避しましたが)があります。皆自分の体力に合わせて各々のペースを守りながら、頑張って登ります。
苦労して峠越えを果たすと、永原という湖北の小さな集落に着きました。ここは昼食ポイントであるとともに、本日のお楽しみが控える場所でもあります。
まずは昼食。メニューは冷やし中華でした。皆で全員分を作り、大きな氷を使って仕上げて、美味しくいただきました。(写真には写ってませんが、もちろんハムやきゅうり、錦糸卵といった具もありました)
そして、いよいよお楽しみの時間です。何かというとそれは「追い込み漁」です。
あらかじめ地元の漁協で我々が魚を獲っても問題ないことを確認したJRの高架下の川で、小鮎の追い込み漁をするのです。
水着に着替え、川に入ります。川岸からでもよく見えていたのですが、そこそこ大きいものを含め、魚が結構うようよしています。これらを皆が一列になって袋小路に追い込んて行くという、古来からの漁法に挑戦です!
アドバイザーから手作りのタモ(アミ状捕獲用具)を使って追い込む作戦の説明があった後、いよいよ漁の開始です!
ただ、いい感じで追い込んでいっても、さすがに魚も命がけ、ジャンプしてスカウトの間をすり抜け逃げていくものもいて、大変苦戦しました。一方の我々もこの魚たちがそのまま夕食のメインメニューになるので、淋しい夕食にしたくないと何度もトライしました。
残り時間わずかというところで、ようやく一名のスカウトが、なんと素手で(!)小鮎をゲット!
続いてもう1名もゲットしました、残念ながら獲れたのはこの2匹のみという淋しい結果に‥‥
さて夕食はどうなることやら‥‥(つづく)