BS隊が毎年この時期に行っているウォーターアドベンチャー、今年は3年ぶりに大台ケ原のふもとで沢登りをしました。しかも今年は現地でのキャンプも!
もちろんキャンプすることを含め、あらかじめ地権者さんの了解を取っています。
箕面からは車で移動して、とある谷に分け入ります。
途中で県道は行き止まりとなるのですが、実は今回キャンプ&沢登りする地点は、ここから手ぶらで歩いても30分かかる場所。
そのため、キャンプ用具や沢登り備品を含め、大量の荷物を皆で手運びしなければなりません。
あたりまえですが、これは相当な量・・・班長も新人もみな分担して、いや班長は自ら、よりたくさんの荷物を運びます。
大量の荷物をいっぺんに積めてさっと運べるクルマのありがたさを感じながら、暑さもあって一時間近い時間をかけてようやく野営地に到着。
早速ささっと設営をし、夕食づくりにとりかかります。
夕食はカレーです。意外に簡単なメニューと思われるかもしれませんが、今回は荷物を最小限にするため、メニューは複雑なものは避けています。あくまでも明日の沢登りのための前泊キャンプなのです。
おいしくカレーをいただいたころからだんだんとあたりは暗くなり、食事後はみんなで火を囲みました。
(改めて言うまでもないですが、これもあらかじめ地権者様の了解をいただいています)
こじんまりとした火を囲みながら歌を歌ったり、今日の振り返りや明日への期待を一人ずつ発表したりと、キャンプファイヤーとは一味違った、しっとりとした夜の過ごし方をしました。
ここは人家から遠く離れ、携帯もとっくの前に圏外になっているのに加え、一番近い道路から急いでも30分かかる全くの大自然の中。
火を取り囲み始めた頃はポツポツとしか見えなかった星も、いつの間にか満天の星空となり、私たちを見守ってくれていました。
スカウトたちにも印象的な夜となったことでしょう。
就寝時刻は10時。こんな早くには眠れないよと言いながらも、スカウトたちはすぐ寝息を立てていました。
少し大げさかもしれませんが、文明的なことから遠く離れて、原始から受け継がれてきたはずの人間そのものを少し取り戻した夜だったのではないでしょうか。