俗説ではあるのだけど…
“I LOVE YOU ”に『月が綺麗ですね。』という意訳をつけたのは夏目漱石である…という話がある。
真偽のほどはともかく、生真面目な中にエスプリを効かせたその表現には、かの文豪の“におい”があり、私はこの説が嫌いではない。
今年の中秋の名月はそんな風に誰かとその美しさを共有したくなる様な見事さだったので、その付近にスカウト達とその月光を分かち合えたのは大変幸せな事だったと思う。
そんな訳で…
去る９月１９日(日)、我々カブスカウト隊は、名月の下、“オンラインお月見”を開催した。
本来は“お月見ハイキング”と称する、夕方から箕面の山に分け入り、月を見ながら月見ラーメン食べる…という胸踊る企画が立てられていたのだが、コロナ禍の為、敢えなく中止…と言うか軌道修正を強いられ、結局ささやかな“ネットでのお月見会”に落ち着いてしまったのである。
隊集会の内容も…
コロナ禍の影響を強く受けたもので、本来なら４月の隊集会に行うべき“各組の旗のデザイン発表”をようやく行う事が出来た。延び延びになっていた案件だったのだが、各組、しっかりと分かりやすく説明してくれたのは実に結構だった。
これは４月から繰り返し行われていたオンラインの隊集会の積み重ねと組集会での綿密な打ち合わせの賜物であったと思われる。
また…
この隊集会にはスペシャルゲストが登場した。隊長の友人の月の専門家“月光仮面”なる人物がそれで、かの人はスカウト達の為に“月と星の三択クイズ”を用意しており、集まりを大いに盛り上げてくれた。
かくして…
皆と同じ月を見ながら行ったオンライン隊集会は、盛況のうちに幕を閉じたのであるが、やはりカブスカウトの活動は、集まって自然の中で行うもの！
１０月は皆で集まり、楽しい“ハロウィンハイキング”を開催したいものである。
