ネイチャービンゴ・ハイキング!!

カブ
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今月の隊集会は、4月に雨で中止となった「新入スカウト歓迎ハイキング」のリベンジとして、甲山方面にハイキングに行って来ました!
6月ということで天候をとても心配していたのですが、当日は梅雨晴れに恵まれ、リーダー陣にとっては願ってもない最高のハイキング日和となりました。一方でスカウトたちにとっては、気温が上昇し、体力的になかなか厳しい1日となりました。スカウトたちには1.5L程度の飲料の持参を推奨していたのですが、数名のスカウトの水筒は昼過ぎに空っぽになっていました・・・。

今回のハイキングの目的地は、甲山森林公園。桜井駅を8時過ぎに出発し、夙川駅に向かいます。下車後は、閑静な住宅街を流れる夙川沿いの美しい「夙川上流緑道」を辿って北上。幸運にも当日は青、紫、ピンク、白など、色とりどりの紫陽花が満開で、最高のロケーションでした!早速、組ごとに写真をパチリ。

緑道の途中で、今回のメインテーマであるネイチャービンゴの最初のチェックです。ネイチャービンゴは、その名の通り自然の中で行うビンゴゲーム。ビンゴカードは自作で、各マス目に自然に存在するものを自由に記載しておき、それらを野外を歩き回りながら見つけ出すゲームです。今回は、隊集会前に開催された組集会で各自にビンゴカードを作ってもらいました。カードには「松」「杉」「たんぽぽ」「てんとう虫」「バッタ」「カラス」「巨石」といった無難なものから、「宝石」「ハートの石」「炭」「鷲」「アライグマ」「ねずみ」などのなかなかのレアモノ・レアキャラまで、多種多様なワードが並んでいました。今回のビンゴは、見つけたものの絵をマス目に書くという一捻りしたネイチャービンゴにしたのですが、そのお蔭で「リーダー!絵を書きたいから休憩!」と度々言われてしまい、想定以上に休憩の多いハイキングとなりました(笑)。

緑道は平坦で、せせらぎを聴きながらのんびり歩いていたのですが、山道にはいるといきなり急な階段が続きます。当然、スカウトたちのテンションは急降下。山道は日陰なのですが、無風で湿度が高く、すぐに大量の汗が吹き出してきます。当然ながら水筒のお茶も急激に減っていきます。しかし、我慢を重ねて歩を進めていくと、一気に視界が広がる場所に出ました。

岩に登ると阪神間の街並みが目に飛び込んできます。遮るものがないので気持ちの良い風が吹き抜け、汗に濡れたTシャツが一気に乾きます。スカウトたちにも笑顔が戻ってきました。十分に休憩したあと、再び歩を進めます。30分ほどで、昼食場所である北山ダムに予定通りの時間に到着。腹ペコのスカウトたちは、スカウト弁当を一気に平らげて、「遊びたい!遊びたい!」と叫び始めました。が、今日の最大の目的はネイチャービンゴの完遂です。

食事後は、兵庫県立甲山森林公園へ移動し、ネイチャービンゴの続きを行いました。組ごとに1時間ほど公園を探索し、全員のビンゴの完了を狙ったのですが、残念ながら全員終わったのは4組中1組のみでした。

ビンゴを楽しんだ後は、公園近くの「地すべり資料館」にお伺いし、自然災害について学ばせていただきました。この資料館は、阪神淡路大震災の際に発生した地すべりによって、34名の方が亡くなった仁川百合野町に建てられています。地すべりや、土石流、がけ崩れといった土砂災害の発生要因や発生の兆しはどのようなものかを学ぶことができる場所になっています(入館料は無料)。係員の方から地震発生時の避難方法とともに土砂災害について解説していただいた後、阪神淡路大震災を紹介するビデオをみんなで見ました。その後、2階の展示室に行って土砂災害の再現模型などで引き続き勉強し、仁川駅に向かって出発です。

資料館から仁川駅の間には、関西学院大学のキャンパスが広がっています。「この天気だと、時計台前の芝生広場は気持ち良いだろうなぁ」ということで、勝手にお邪魔させていただきました。関学出身の保護者の方の導きで、キャンパス内を練り歩き、時計台前でみんなで記念撮影。その後、仁川駅に向かい、帰路につきました。

来月の隊集会は、昨年、久しぶりの実施で大好評を博した「釣り大会」を再び開催します!かなり朝早い集合になりますが、スカウト全員の参加を期待していますよ~
 



ネイチャービンゴ・ハイキング2018