キャンプ技能を磨こう ~夏キャンプ3日目夕方以降~

ボーイ
ボーイ

午前中のハイキングで、先輩たちが行く「上級コース」と分かれて先にキャンプサイトに帰ってきた若手スカウトたちは、昼食づくりに取りかかりました。といっても若手ばかりなのでメニューは簡単なそうめん。美味しくいただいた後は、川遊びをしました。

「上級コース」に行ったスカウト達は、自分たちがサイトに帰ってきたころに若手のスカウト達が夕食の準備を始めていたら嬉しいなと期待しながら帰ってきましたが、それはかないませんでした(笑)

全員が揃うと夕食の準備にとりかかります。

夕食のメインメニューはとんかつです。朝食に引き続き、ごはんと味噌汁も含め、立ちかまどを使って作ります。

 

 

ただ、アヤタカ班の段取りがあまりに悪いことに業を煮やした隊長が、とうとうアヤタカ班に張り付いて自ら動こうとしない隊員たちに個々に指示を開始!

 

隊長が一人ひとりに指示を出します

 

アヤタカ班もなんとか機能しだしました。

 

その甲斐あってアヤタカ班は途中から急に調理がスピードアップし、最後はあたりが暗くなったものの、フクロウ班より早くに美味しいトンカツにありつくことができたのです。

 

 

そして夜プロは最後の夜の定番、キャンプファイヤーです。

 

営火長(後ろ)が入場。

 

おごそかな雰囲気の中、場内を一周して・・・

 

点火! 「煙が舞うよ」のソングとともに。

 

今回のファイヤーは、スカウトのスタンツはせず、ゲームと「お話」を中心としました。

 

「クイカイマニマニ」

 

「アブラハム」

 

「棒交差」

 

「キャッチ」

 

「船長さん命令」

 

ソングやゲームをした後は、上級班長として初日から参加してくれているベンチャースカウトが、今夏の世界ジャンボリーの実体験を話してくれました。

 

 

楽しかったことや、気を付けること、そして自分の思いまで。なかでも「やっぱり英語は大切」と強調していたのがスカウトの心に刺さったようでした。

最後の締めは営火長のお話。箕面の桜ヶ丘で70年以上にわたって連綿と続く箕面1団の歴史をふまえ、スカウトたちの将来を期待する、深いお話をいただきました。

 

営火長のお話で有意義な一日のシメとなりました。

 


 

最終日は空の雲行きが怪しい朝となりました。特に最終日が天気が悪いのはとても困ったことで、テントを乾燥した状態で畳みたいのに先が思いやられます。

まずは朝食づくり。メニューはごはんと漬物とベーコンですが、余っている食材をうまく使って工夫するのもありです。

 

立ちかまどを使うのもこれが最後。

 

みんなこの後の朝礼に備えて制服で作業しています・・・

 

朝礼の時にはすでに空は重い色になっていました。

 

朝礼の時にはすでに空はかなり怪しく・・・

 

朝礼の間、一瞬空が明るくなったりしましたが・・・

 

朝礼の後、撤収作業をしていると、恐れていた雨が降り出しました。

もちろん、あらかじめ予想していたので、テントはすでに畳んでいたのですが、フライシートは荷物や資機材を雨から守るために張ったままにしていて、当然濡れてしまいました。

 

もちろん川に架けた橋も撤収です。

 

ところが幸いなことに、撤営の最後のほうに断続的に降った雨が止んだうえに晴れ間がのぞくほどになり、濡れたフライシート等も乾かすことができました。

全ての撤収を終えると、昼食はリーダーサイトにてパスタです。

コンロを使った時短メニューでにしている理由は明白です。それはぐずぐずしていると、1日3本しかないバスに乗り遅れてしまうからです。

昼食後、バス停に向かいましたが、すべての行路を歩くのは不可能なものの、荷物を担いで途中までの3キロあまりを歩きました。

 

荷物のリストラをしたほうが良いスカウトが多いかな・・?

 

出発前、家で荷物をパックした時にはアタックザックはある程度コンパクトになったかもしれませんが、最終日、野外で梱包したら荷物が爆発気味のスカウトが多かったです。担いで歩くことを考えると、荷物は最小限にしておくことの大切さが身に染みたことでしょう。

 

4日にわたってお世話になったサイトを後にします

 

桜井駅に帰ってきて、解散の前に優秀班と優秀スカウトの発表です。

優秀班はフクロウ班、そして優秀スカウトはあまり動かない隊員を相手に孤軍奮闘したアヤタカ班の班長でした。

 

 

実は今回のキャンプ、結果的には翌日以降に影響することになった台風10号を心配し、毎日状況に留意していたのですが、幸いにもギリギリ天候には恵まれて、充実したキャンプになりました。

その一方で基本技能が不足しているスカウトも多かったので、来月以降、基本技能の充実を図ります。