まずはじめにお断りから。BS隊の10月プログラムは班キャンプだったため、このHPでの報告はお休みさせていただきました。
で、11月プロは恒例のオーバーナイトハイキング! その名の通り、ひと晩中歩きとおすBS名物のハードなプログラムです。
その代わりといってはナンですが、歩き疲れて迎える夜明けは景色のよいところ、運が良ければ雲海に出会えるようなところで迎えることが、ここのところの恒例となっています。
残念ながら気温が下がりきらずに雲海が出なかった昨年の黒井城のリベンジも考えたのですが、2年連続同じ行程というのもあまりに芸がないので、今年は全く別場所で!ということで、能勢の北部、剣尾山一帯を歩くことにしました。
オーバーナイトハイクは集合時間も独特です。土曜日の21時半に桜井駅に集合しました。
今回のプログラムは非常に体力を使うため、当日の昼間に運動会があったり、塾で一日中勉強したスカウトは泣く泣く参加を遠慮してもらいました。そのため今回の参加スカウトは少なめの7名。それでも見送りだけしたいと2名のスカウトが集合時に来てくれました!
そして能勢妙見山の奥の院の登山口に移動し、ここからいよいよ山に入ってハイキング開始です!
妙見山奥の院に登った後は、いったん下って堀越峠に降り、再び急坂を登って標高553mの歌垣山山頂へ。ここで持参したスカウト弁当を取り出して夜食を摂り、エネルギーの補給をしつつ30分の休憩をとりました。
そこからは一気に山を下り、歌垣の集落まで来てから休憩。深夜の1時過ぎで、そろそろ休憩時にぐたっと疲れを見せるスカウトがちらほらと。
しかし、目的地はまだまだ先です。しばしの休憩の後は重い体を起こして出発です。
歌垣の集落からメインの目的地である剣尾山の登山口までは、舗装道路が9割、山道が1割といった道を歩きます。しかし、このころになると眠気もピークとなり、休憩時にうとうとするスカウトが出だしました。
そして、いよいよ剣尾山の東側のキャンプ場跡地の登山口から、急坂を登るハイライトにかかります。
皆重い体、そして瞼と格闘しながらも頑張って登って尾根筋に出ると、少し広い神社跡に着きました。
そこでは先行して山を登っていた年配リーダーが、今年も温かい豚汁を作って待っていました!
少し休んでいるうちに体も冷えてしまいます。そんな疲れた体に温かい豚汁は今年も大変好評でした。
すると、東の空が明るくなってきました。
そこで、豚汁ポイントから10分ほど歩いた先にある山頂を目指します。標高784mの山頂は、突然視界がパッと広がっていました。そして、雲海とまではいかないものの、もやが霞んでなかなかの絶景でした。
みんな、景色に見とれていると、もやの中に突然赤い点が!
そう日の出が拝めました!!
想像以上の絶景に見とれること10分以上、さすがに寒くなってきたので、先ほどのポイントまで下りて、下山の準備です。
朝日を背に浴びながら、足許に気を付けて下山します。
桜井駅に帰ったころにはすっかり晴天でした。充実のオーバーナイトハイクとなりました。