スズノコ採りキャンプ2日目の朝。
6時に起床しましたが、ずいぶん冷え込んだため、朝食にはリーダー特製の温かい卵スープもふるまいました。
7時にサイトを出発し、車で登山口へ向かいます。
昨日パラついた雨はすっかり止み、夜中には星が見えるくらいまで天候が回復していたものの、標高の高い登山口は霧の中でした。
登山口ではまず大きな声でソングを歌い、怪我をしないよう柔軟体操を入念に行いました。
そして、ササが跳ね返って目に当たるのを防ぐため、防護用のゴーグルを配布!
そして全ての準備は完了し、いよいよ山に分け入ります。
山に分け入ってすぐに、両脇にクマザサのような低いササが生える中を行きます。
このササの幼生がスズノコなのです。ちょうど竹に対するタケノコと同じです。
道の脇にあったスズノコを例に、アドバイザーから見つけ方のコツや、採り方の説明を受けました。
タケノコと同様、大きく成長してしまうと食べられなかったり、固くなったりします。なので、地面から顔を出したばかりの小さいものを探すのがコツなのです。
そして、いよいよスズノコ採り開始!
道から外れてササの中を探すことが多くなるので、はぐれてしまわないよう2人一組のバディ体制を組み、時々掛け声をかけて皆が声の届く範囲にいるかを確認しながらの作業です。
それではみんなの奮闘ぶりをご覧ください!
もうスズノコ採りを何回も経験しているスカウトも何人もおり、そこそこのレベルのスズノコは見つけてもあえて見送って、太くて短い大物に狙いを定める強者も!
例年より少し早めだったせいなのか、それとも雨の直後の「雨後のスズノコ」だったのか、なかなかの豊作でした。
野営地に戻ってからは、早速収穫したスズノコを使って昼食の調理にとりかかります。
両班ともあらかじめスズノコを使ったメニューを考えてきています。
帰りの時間の関係で、コンロを使いましたが、なかなかの出来栄えでしたよ。
心配された天候もなんとかなり、大変充実した2日間となりました。