夏キャンプ3日目、今日も朝食の朝礼からスタートです。
午前中はいよいよハイキング! 芦生原生林の一角にある通称『雷杉』を目指しました。目的地そばで結構アップダウンがあり、楽な行程ではなかったものの、スカウト達は元気いっぱい!
雷杉は落雷被害で根元に大きな穴が開いている巨杉です。その穴の中も黒く焼け焦げているにも関わらず、ちゃんと生きているという杉で、その生命力に驚きました。
しかし写真に撮ろうとしても全体が入らないくらいデカイ!
サイトに戻り、少し遅めの昼食である親子丼を食べました。その後は‥‥連日水に入るには肌寒く、これまで出来なかった待望の水遊びタイム到来! いつもながらホント皆元気です。
そして、夕食はこのキャンプ最後のディナー。
ということで、リーダーはイベント的要素を持つ特別メニューを用意しました。
それは『鮎の塩焼き』。地元の川で釣った鮎を‥‥なら完璧ですが、さすがにそれは叶わないまでも、大きめの鮎を人数分用意し、その塩焼きを各自つくる、つまり自分が食べるぶんを責任持って焼くことに挑戦です。
まずは金属の串を鮎の(今回はより簡単な)尾から頭の方向に、うまく背骨をかわしながらグネグネと刺していきます。体のセンターあたりに刺さないとバランスが悪くなり後々困るし、その一方で串が頭を突き抜けてしまうと後で焼けなくなるので、うまく鮎の頭の手前で串を止めないといけません。
皆初めてなので、悪戦苦闘しながらもなんとか刺すと、塩を充分に付けます。これが不十分だと焦げてしまうので丁寧に‥‥
そして、リーダーが用意した焚き火の周りに串を差して焼きに入ります。
皆自分が食べるぶんが綺麗に焼けるよう、すぐ後ろに陣取ります。一見焚き火を囲んでいるかのようですが、視線は真剣そのもの‥‥時々鮎の表裏を回しながら常に監視します。
焼いているうちに脂が滴ってきて、旨そうなニオイも‥‥ただ、焼けてくるに従い、満遍なく焼けるように串を回転させようとすると空回りしたり、串が鮎の頭を突き抜けてしまったり・・・
なかなかの苦闘の末に、全員鮎の塩焼きに成功しました。
行儀は多少悪いですが、塩をはらってそのままいただくのがオツなもの。みんな野性的なスタイルの味に大満足しました。
もう一品としてリーダーが作った特製ポトフを食べ、記念すべき夏キャンプ最後の夕食は成功裡に終わりました。
充実の3日目のレポート、かなり長くなってしまいましたので、夜のキャンプファイヤー以降はまた次回。