バードウォッチング サイクリング

カブ
カブ

行事当日。天気は上々、絶好の行楽日和。
阿比太公園に集合し、各組に別れて自転車で出発。直前にデンリーダーが、自転車の空気圧チェックを行ってくれた為、順調に走り出す事が出来た。
その後、予定より少し時間がかったものの、無事脱落者もなく万博記念公園西口に到着である。

バードコール作成

万博では、まず鳥と仲良くなる?為の秘密兵器として“バードコール”の作成を行った。家田副長の指導のもと、材料(木とネジ)に着色したり、組ごとに色分けされた紐を取りつけたりと皆でワイワイしながら楽しく取り組んでゆく…。

バードコール作成中

私が驚いたのは、短時間の間に彼らがなかなか見栄えのするバードコールを完成させていた事である。

木製部分に絵を描いたりするのは予想の範疇であったのだが、金属のネジの部分をマッキーで着色する事によって、バードコールをメタリックでカラフルな仕様にしあげていた。

作成後はお楽しみのスカウト弁当!

また、本格的なイラストとして、M姉がバードコール本体にリアルな小鳥の絵を描いており、下調べをしっかりしてるなぁ…と感心させられた。

バードコールを完成させたスカウト達は、はやる心を抑えられず、双眼鏡を手に森の教室周辺の木々をながめ、バードウォッチングの前哨戦に移行してゆく…。

バードコール完成!

その中でE君がカラスの巣らしきモノを見つけて、テンションをあげていたのが印象的であった。

バードウォッチングポイントラリー

昼食後、組に別れて万博記念公園の西側を使ったポイントラリーが行われた。

以下に各ポイントリーダーの報告を掲載する。

双眼鏡を覗いてバードウォッチング

地鳴きヒアリング   報告者:濱

鳥が繁殖期に出す、異性を惹き付ける為の複雑な鳴き声…例えるなら、男性が女性を口説く時に使うイケボを“さえずり”と呼び、逆に彼らが普段使う、単純な鳴き声を“地鳴き”というらしい。

この関所では、森の足湯の裏にある林の中に入り、5分間でより多くの地鳴きを聞き分け、その聞き分けた声をカタカナ表記でスケッチブックに書き留めてもらった。

会場の林は、それほど大きくはなかったが、怖いぐらいの種類の地鳴きが時雨のように降り注いでくる場所でスカウト達は真剣に鳥の声に耳を傾け、聞き分けを行ってくれた。

しかし…各組の表記には組ごとに個性があり、「どう考えても同じ音だろ!」という音を微妙に末尾を変えて声の種類の嵩ましをはかったり、矢印で音のイントネーションを表現したりと大変見ていて面白かった。

ソラードクイズ       報告者:原

秋を全身で感じることができるコースを組ごとに歩いて、その内容をもとにしたクイズに答えてもらいました。
各組協力して挑んでくれたね!万博チャレンジラリーから出題しました。
興味のある方は8問全部挑戦してみてね。

初級
Q.火をつけるとよく燃えるのでこう呼ばれています。
A.ヒノキ

中級
Q.代表的な街路樹の一つで、球形の実が連なって垂れ下がる様子を山伏(やまぶし)の篠懸(すずかけ)に見立てています。
A.プラタナス

上級
Q.ブナ科の常緑小高木です。秋になるとドングリをつけます。材は堅く備長炭の原料として有名です。
A.ウバメガシ

KARASUー1グランプリ       報告者:川島

場所は「花の丘」という様々な色のコスモスが並んでいるところで、その場所とは全く関係ないのですが、単純に「カラスというポピュラーな鳥の鳴き声を先入観が少ないスカウトたちが耳コピすればどのように表現するのだろうか?」という私的興味で誰が箕面第一団CS隊で声まねが上手いかを決める「カラス1グランプリ」を開催しました。

関所ではまずルール説明後、1分間声まねの練習をしてもらい、本番はデンリーダーさんに動画撮影していただき、組員の前で予選を行いました。カラスの鳴き声を忠実に再現するスカウト、恥ずかしくて少し苦手なスカウト、独特なアレンジを加えるスカウトと様々な個性が発揮されましたが、みんなで組の代表者を選出してもらい、後ほど全員の前で決勝戦が行われました。

決勝戦は万博からサイクリングで無事帰ってきた阿比太公園で行いました。より鳴き声の精度を高めるスカウト、あえてウケ狙いに変化球を入れてくるスカウトなどいましたが、参加者全員で投票し、厳正なる審査の結果、7票を獲得した2人の同時優勝という結果となりました。また2人でぜひカラスの前で真の優勝者を決めていただければと思います。

大きな葉っぱ探し(落ち葉拾いゲーム)       報告者:家田

ここのポイントでは、誰が、一番大きいプラタナスという木の葉っぱを拾うことができるか、というものだった。各組順番に来るため、一番に来た組が有利なのではないかと思われたが、意外とそうではなかった。

西大路広場から、みずすましの池までの通りに生えているプラタナスの葉っぱを拾うが、大事なルールが二つ。生えている木からはちぎっていけないのと、持っていい葉っぱは一枚だけ。最後の集合場所まで自分の拾った葉っぱを持って行ったが、その場で大きさチェックのほうが、他の関所の邪魔にならなかったかもしれない。

みんな様々な大きさの葉を見つけては、他の子と比べあっていてよかったと思う。途中スカウトを待っている間に、カラスと鳩の大乱闘が見られたのでバードウォッチング的なのはできたと思う。(?)

一つ反省点を挙げるとすると、バードウォッチングをしに来たのに下ばかり向くようなゲームになってしまった事だ。

ちなみに、大きさにとらわれず、とても綺麗な葉っぱを自分のものにしているスカウトや、一本の落ちた枝に何枚も葉っぱがついていて、これで一枚だ!等言うスカウトもいて、見ていて面白かった。枝を拾ったスカウトは当然失格だが(笑)

デンリーダーが拾った葉っぱが一番大きかったとは言わないでおこう……。

大きい葉っぱ見つけたよ!

野鳥写真クイズ「この鳥な~んだ?」       報告者:川股

みずすましの池の前では、万博公園にいるであろう野鳥の写真を見て、何の鳥か名前を当ててもらうというクイズをやりました。
組集会でしっかりと予習をしてきたスカウトであれば余裕の関所のはず!

普通に写真を見るだけでは面白くないだろう・・・と、制限時間付きの動画を作成しました!私にしては準備に力の入った関所。Fアドバイザーと共に担当しました。

まず、最初にやってきたのは、5組。
5組にとっては、更に余裕の問題。
なぜならば、使用している写真は、5組のデンリーダーがスカウトのために、予習ができるよう鳥の写真と名前をまとめていた物を私がこっそりと転用した物。
つまり、5組のみんなは必ず見ているはず!ということで、期待をしていましたが・・・残念ながら、全問正解には至らず・・・残念!

サギはサギでも、アオサギだったり。カモはカモでもカルガモだったり。なかなか難易度は高かったと思いますが、どの組も、半数は正解していました!最高得点は、7点で4組。10秒以内に1問答えなければならないという、焦りとの闘いだったと思いますが、素晴らしい結果だと思います。

動画を見るためにスマホをのぞき込むスカウト

以上の5つのポイントをまわって、スカウト達が森の教室に戻った時には随分と時間がおしており、予定していた大源平大会は中止となった。

我々は、再び自転車にまたがり、この日1日御世話になった万博記念公園を後にして、箕面を目指し走り出した。

鳥の翼形で「はいポーズ!!」

 報告者(全体文のまとめ):濱隊長