夏季大舎営1日目夜 【星の紋章】…ナイトハイク

カブ
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【星の紋章】…ナイトハイク
夜も明かりがついているのが当たり前の生活。電気のない夜って?星や虫の声。最後までおしゃべり禁止で、五感を研ぎ澄ませて真っ暗な夜の世界を感じます。
さて、舎営には珍しい豪華な焼き肉をお腹いっぱい食べた後のプログラムはナイトハイクです。ご飯中に、「今日はナイトハイクと言いながら肝試しじゃないの?怖くない?」と心配して聞いて来るスカウトが多数いましたが、「違います!」とやさしい副長はキッパリと言いましたが、言うことを聞かないスカウトには意地悪な副長が「肝試しかもよ~」と。
さて、高原の夜は夏の夜とは思えないほど寒く長袖長ズボンでも寒かったぐらいです。そんな中、登場したカエーサは上半身ハダカにタオルを巻いてさっそうと登場!紋章をもとめ皆で夜の山へ出かけようとの指示、詳細は宿の「おっちゃん」に託すことに。実は出発前に「おっちゃん」が行方不明になりリーダー達は慌てていたのでした。

ようやく現れた「おっちゃん」の指示は懐中電灯なし、「わしがよいと言うまで一言も話してはいけない。」との指示。出発して山へと続く道路を歩いていくのですが、不安そうなスカウトもいましたが徐々に目がなれてきて暗闇でもいろんなものが見えてくるようになりました。また、虫の声や風の音が聞こえいつもの夜と違う特別な感覚を味わったことでしょう。
実は宿の「おっちゃん」との事前の打ち合わせでは「当館で肝試しはしない!」「もうそんな時代だ」と話していました。リーダー達も小さい頃にたくさん怖い思いをしたので、そんな「怖くて嫌な思い出」(でも今となっては楽しい思い出)は現代のスカウトにはいらないかなぁーと思い賛同して、肝試しではなくこのナイトハイクのプログラムとなったのでした。
目的地まで誰一人話をすることなく到着できた後、空を見上げましたが残念ながら曇り空で星は見えませんでした。リーダーはせっかくサソリ座とはくちょう座の話を準備していたのに星が見えないためにみんなに話をすることができませんでした。

そこでおっちゃんが「リーダーの話をします!」と打ち合わせにないことを・・・おー!さすがおっちゃん!とリーダーも話に耳をむけると・・・なんと、数年前の冬に5人の登山者がこの山で猛吹雪に遭い遭難して死んでしまう怖~いお話・・・・・リーダーは「なんでやねん!」と夜空に向かって心で叫んだのでした。
すると星が味方をしてくれたのか、雲の切れ間に北斗七星がきれい見える瞬間があり、その話題に話が切り替わりました。すかさずリーダーは紋章を点滅させ「星の紋章」をスカウトはゲットする流れとなったのでした。
宿まで戻る途中大きな花火が上がり、数名が声を出してしまいましたがなんとか無事に帰ってきました。
最後にカエーサから「しっかり睡眠をとって体調を整えるのもスカウトのつとめだ。」と説明があり、夢の紋章を取得できるチャンスだと言うことで、皆おりこうさんで就寝につきました。さて、夢の紋章はどこに現れるのでしょうか・・・・☆彡