BS隊の年度最後のプログラムは恒例の春季キャンプです。これまで班活動で培ってきた団結力、総合力が問われるプログラムです。
体調不良で急遽欠席したり、初日の夕方に同じく体調不良で泣く泣く帰ったスカウトがいて、フクロウ班3名、コウモリ班4名(途中からプラス1名)でのキャンプとなりました。
朝に桜井駅に集合し、電車とバス、そして徒歩で、昼前に小和田山キャンプ場までやってきました。
開会式の後、スカ弁の昼食を摂ると、早速設営にとりかかります。
サイト候補地を下見した後、班長のじゃんけんでサイトの場所を決め(片方の班はなんでここ選ぶ?というポイントでしたが)、設営に取りかかります。
2月の隊集会でナタや包丁を研ぎ、結索法をマスターしたのは、すべてこのキャンプを見据えてのこと。
おかげでナタは良く切れ、両班とも少人数の中で、設営を頑張りました。
テントやフライなどは張れたものの、両班とも立ち釜の完成までは至らず、夕方が近づきます。
そこで夕食の準備です。この夕食にはリーダーたちはスペシャルメニューを用意していました。それは「ポリネシアン風鶏」です。
なんじゃそれ?と思われるでしょうが、一羽まるごとの鶏のお腹に野菜やセロリ等の詰め物をし、ホイルに包んで蒸し焼きにするというものです。
屋外キャンプでいかに蒸し焼きにするのか---もちろんダッチオーブンを使ったりという反則技は使いません(笑)
地面に穴を掘り、火をつけた炭を底や側面に敷き詰め、そこにアルミホイルで包んだ鶏を入れます。
そして、その上からまた軽く土と炭、さらにその上に薪で火をつけて上ではご飯を炊きます。そのことにより、鶏は熱で密閉される形で蒸し焼きになるのです。
このメニューはかなり特殊なので、2班分とリーダー分を併せ、まとめて作りました。
大量の薪が必要なので、スカウトは薪拾いを頑張ってもらいました。
そして、1時間半弱の間、蒸し焼きにした結果は・・・こんな感じでした。
ごらんのように大成功!
ただ、わずかに火が通っていないところがあって、そこはスカウトに食べないで残してもらい、翌朝にリーダー特製のおいしい鶏スープになったことは言うまでもありません。
夜プロは軽く夜間歩行訓練をして就寝しました。
が、両班とも立ち釜が未完成なのが気になったらしく、夜中に完成させていたのはリーダーも少なからず驚きました。
(続く)