[行事]ベンチャー隊 隊会議
[日時]2025年5月26日(月)20:00~21:40
[場所]船本邸
[参加]スカウト2名、リーダー3名
5月の隊会議では、夏の大きな行事である「牟岐大島無人島キャンプ」の計画について話し合いました。
キャンプは8月8日から11日の3泊4日の日程で調整中です。
この無人島キャンプでは、何もない自然の中で自分たちの力だけで生活する体験を重視しています。例えば、海辺で釣りをして新鮮な魚を獲り、それを焚き火で調理しながら食事を作る経験があります。火を起こし、火加減を調整しながら調理をすることは、自然と向き合いながら生きる力を養う絶好の機会となります。
6月からは無人島キャンプに向けた準備や企画書の作成を本格化させます。新スカウトも加わり、隊員一同で協力しながら充実した活動にしていく予定です。

【ボーイスカウトにおける焚き火の深い意義と教育的価値について】
ベンチャー隊の焚き火活動は、カブ隊やボーイ隊で培った基礎的な野外技術と知識の上に成り立っています。これらの隊での段階的な経験を土台として、より高度な安全管理能力やリーダーシップ、そして問題解決力を育む教育の場として焚き火を位置づけています。つまり、焚き火はベンチャー隊単独で完結する活動ではなく、スカウトが継続的に学び成長するための一貫した教育過程の重要な一部です。
教育的には、焚き火を通じてスカウトは「責任感」を実践的に体得します。火の取り扱いは一瞬の気の緩みが大きな事故につながるため、細心の注意と周囲への配慮が求められます。こうした厳しい環境の中で、自律的に安全行動を選択し、仲間と協力しながら火を管理する経験は、社会生活で不可欠な判断力やコミュニケーション力の涵養に直結します。
また、焚き火は「自然との共生」や「環境意識」の教育にも寄与しています。火の燃え方や煙の立ち方、周囲の自然環境への影響を観察することで、スカウトは自然の仕組みや尊さを実感し、環境保全への意識を深めていきます。
さらに、焚き火を囲む時間は感性や精神面の成長にも重要です。静かな炎を見つめながら、スカウトは自己と向き合い、仲間との信頼関係を深める貴重な対話の場を持ちます。こうした体験が、内面的な強さや人間的な成熟を促す教育的価値を持っています。
このように、ベンチャー隊の焚き火活動は、これまでの経験を基盤にしつつ、リーダーシップや安全管理、環境意識、精神的成長を総合的に育む教育プログラムの中核をなしています。私たちは今後も安全第一を徹底し、豊かな学びと成長の場として焚き火を大切にしてまいります。





