8月 夏季大舎営 in 国立若狭青少年自然の家 1日目

カブ
カブ

はじめに

CS隊は8月に、コロナ禍が始まってから初めての舎営を行うことができた。本当にようやく……といったところである。

今回、大舎営を行うにあたり、スカウトの健康状態、保護者の同意、団委員での様々な会議や検討、宿泊先の受け入れ状態等……。たくさんの支援に支えられたおかげで実施することができたと思う。

まずは協力してくださった皆さんに感謝を申し上げたいと思う。 「弥栄!弥栄!弥栄!」

むぎわらの一味(?)が仲間に!

今年は、組ではなく……それぞれが会社として一年動いていくことになっている。皆がその会社の社長として、「トッホ」(お金の単位)を集めてもっとも集めた会社が、最優秀組ならぬ最優秀会社となる。

というわけで……

社長のみなさ~ん!!8月ですよ~!!

朝早くからバスで移動した先は、福井県小浜市の国立若狭青少年自然の家というところ。原隊長と、大舎営の開会式をしていると、どこからともなくルフィが!!聞くところによるとどうやら、大舎営の二日目にいかだのレースがあり、いつも優勝している「しろひげチーム」に勝つため、一緒に協力してほしいとのこと。他のむぎわらの一味も来てくれるらしく楽しみだ。

午前の部 ~まずはカヌーで練習だ~

明日のいかだレースに備え、まずはカヌーをすることに。そこに現れたのは、さっき登場したルフィとウソップ!どうやら漕ぎ方や危険がないか一緒に乗ってみてもらえるようだ。ルフィはゴムゴムの実の能力者で泳げないので、砂浜で待機するみたいだが……。

なぜか歩くたび、鼻が上下にピョコピョコするウソップとともにカヌーに乗っていたが、最後にカヌーでもレースをしようということになった。

皆1列に並んでよーいドン!それぞれ一生懸命漕いでいて、よく頑張っていた。結果は、デンリーダーと一緒に乗っていたスカウトのカヌーが見事1位に!ウソップ艇は2位だった。

これくらいできれば、いかだレースでも優勝できるとルフィからOKをもらいカヌーは終了した。

皆久しぶりの海で大はしゃぎしており、とても楽しみにしていてくれたのだな、と感じた。かくいうウソップも久しぶりの海で、日焼け止めも塗らなかったので、上半身がヒリッヒリでこの大舎営をすごすことになってしまったのであるが……。

午後の部 ~ナイトハイキング~

ルフィいわく、いかだの作り方を教えてくれる老人が山の奥にいるらしく、みんなで会いに行って教えてもらうことにした。その老人の住処だと思われる家についたが、そこはもぬけの殻。そこの置き手紙には「ここからは一人で歩け」とのこと。どうやら度胸を試されているみたいだ。子供たちにとって、真っ暗でなかなか進みづらく泣いてしまう子もいたが、なんとか全員歩くことができ、老人のいるところまで行くことができた。

その人はレイリーと名乗り、私たちにいかだの作り方を教えてもらう予定だった。しかしレイリーは、弟子を当日に向かわせるから弟子から教えてもらえ、とのこと。ここでは教えてもらえなかった。代わりに、この夜の森に聞こえる虫の鳴き声や、森のにおい、遠くの海に光るもの、空に光る星等……普段街中では感じることができない体験というものを教えてもらった。

~1日目を終えて~

このコロナ禍において、宿泊を実施するという行為に、リーダーたちはとても不安を抱いていた。しかし、団の協力のもと、しっかり感染対策や安全対策をとりつつスカウトが全力で楽しんでくれるプログラムを作ることができたのではないかと思った。ナイトハイキングは想定より怖がらせてしまい、そのせいでボーイスカウトが嫌になってしまわなければよいのだが。

特に大きなけがもなく1日目を終えることが出来てとてもほっとしている。2日目が本番なので、対策をしっかりしながら、楽しんでもらえたら嬉しく思う。