キャンプ技能を磨こう ~夏キャンプ1日目~

ボーイ
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ボーイスカウト隊の今年の夏プログラムは、3泊4日のキャンプです。京都府の山奥にある元キャンプ場を地主さんの許可を得て使わせていただきます。

朝7時に桜井駅前に集合しましたが、残念ながら体調不良等で急遽休みとなったスカウトがいて、参加はアヤタカ班が7名、フクロウ班は4名でした。(ほかに上級班長としてベンチャースカウト1名)

 

雲ひとつない快晴! いよいよ夏キャンの始まりだ!

 

まずは桜井駅から阪急と京阪を使って出町柳まで移動し、一日3往復しか便のない長距離ローカル路線バスに乗ること2時間弱、ようやく終点の広河原バス停に着きました。

ここですでに昼前になっており、まずは木陰でスカウト弁当の昼食を摂りました。

 

バス停脇の風の通る木陰で昼食。乗ってきたバスが奥に見えています。運転手さん休憩中・・

 

その後、目的のキャンプ地にたどり着いたのは、13時過ぎでした。

 

目的地の河原に到着。暑いのでまずは日陰で集合、いよいよ始まりですね!

 

一同制服に着替え、まずはリーダーサイトになる小広い河原の横で開会式をしました。国旗を掲げ、ソングを唄って今日これからやることについて、リーダーから指示を受けます。

 

ソング「谷間のキャンプ」を唄う図。スカウトが指揮も担当しました

 

初日なので、キャンプサイトの設営をするのはもちろんですが、その前にやることがありました。それは、スカウト達のサイトは川の対岸にあるため、川を安全に渡る手段を作ることです。

リーダーが以前下見に来た際は、川の流量がかなり多い状態でした。そのため、川の淀んでいる地点でのラフトやパデラックを使った渡し船方式による渡河を考え、実際ブツを現地まで運搬してきていました。

しかし、梅雨明け後、現地はあまり降雨がなかったようで、川の水量はそれほどでもありませんでした。

実は・・・今回の夏キャンプ前日に、川のことが気になって現地の様子を見に行った(!)熱心なリーダー達が、今回は橋を架けることによる渡河が充分可能であると判断し、急遽竹を切り出して当日10本ほど持ち込んでいたのです!

 

竹を切り出して運ぶというのは言葉ヅラではカンタンでも、実際はかなりタイヘン! 相当な苦労をして現地に持ってきました

 

現地で検討の結果、この急遽用意した竹を使用して橋を架けることにし、皆で作業を開始しました。それでは橋を作る作業の様子をご覧ください!

 

 

あたりまえですが、竹はすべて同じ太さや曲がり方ではありません。そのため、良い組み合わせをあれやこれやと試し、5本の竹をロープで縛る形で作りました。

 

橋の取り付け部にはキレイに石を並べました

 

上の写真でも分かるように、年長のスカウトが担当した写真の手前側はしっかり結ばれているものの、奥に行くにしたがってなんだか頼りない感じに・・・

昨秋、70周年記念行事で「理想のキャンプサイト」を作った時には、スカウトたちも結索がお手のものになっていたはずなのですが、今回、一部の年長のスカウトを除いて結索をかなり忘れていたのには、我々リーダーも少なからずショックを受けました。もっとしつこくロープワークを啓発するとともに、嫌がおうにも結索する機会を作るべきだったかも、と少し反省しています。

 

橋の手前の取り付け道も作ります

 

やがて15時ごろに橋が完成し、この橋を使って多くの備品を運搬し、ようやく各班のサイト作りに取り掛かりました。

今回、驚くべきことにテントはなんと新品! あたりまえですが、こんな機会はめったにありません。なんて幸せなスカウトたちでしょう!

 

まっさらのテント。こんなことめったにないよ!

 

それはともかくとして、橋を架けるのに時間がかかったので、急いでサイトを設営していきます。

 

フクロウ班のサイト。テントに続いてフライを建てます。もう陽が傾いてきています

 

こちらはアヤタカ班のサイト。木漏れ日が気持ちいい!

 

夕食は、じゃがバターとホイル焼きです。設営に時間を要したので、夕食を作っているうちに暗くなってしまいそう。急いでとりかかります。

 

 

 

比較的簡便な料理であることもあり、両班ともおいしくできたようです。

夜プロは「忍び寄り」をして、早めに就寝しました。

 

(続く)