9月のBS隊隊集会は『サバイバル野営料理講習会』を開催しました。
隊集会の名称のとおり、通常のキャンプでは体験しない“サバイバル”な料理方法---具体的には『鶏の解体』、『竹めし』の2種をメインで講習&実践です。
場所は能勢の初谷(能勢電妙見口駅徒歩20分)にて行います。
到着後、まずは竹めしの準備に取りかかります。

伐採後時間が経ったものは燃えやすいため、前日に吉田隊長と畑副長で切り出した“新鮮な竹”をノコギリとノミを使って鍋(飯ごう)代わりに加工し、直火にかけても燃えないよう、15分間ほど川に浸します。

竹の“かまど”を浸している間にアドバイザーに竹めしの炊き方講習を受けます。
また、「いただきます」の語源についても皆で再確認しています。
さあ、それではいよいよ竹めしを作ります!

竹の水分充填完了! チャンバラでも始めそうな勢いです。

中を一度洗い、お米を入れていきます。

お米をこぼさないよう班ごとに協力して慎重に入れていきます。両端を押える班員も真剣!

お米が入れば、切り取ったフタ部分をはめてから、フタの切込部分をアルミ箔(サバイバル時は木の葉で代用?)で覆うように包みます。

フクロウ班

コウモリ班
竹の太さにより、約2合~3合入りの竹かまどが完成! そして直火で炊いていきます。


炊き上がったかな?

竹めしの炊け上がり具合は非常に判りづらく・・・

結局は食べて確認!

各班ともに、なかなかの出来栄えでした!
続いては、鶏の解体です。
現リーダーの隊員時代には、生きた鶏を調理していましたが、昨今の鳥インフルエンザ等の問題もあり、今回は“コストコ”で購入した丸鶏を使用して、解体の講習です。

国産さくらどり。部位ごとに購入するより若干お得です!

BSの隊員時代から数々の鶏をさばいてきたアドバイザーから、解体手順の説明と デモンストレーションがあります。

まずは背部の手羽元付け根辺りに十字の切り込みを入れ、腿、胸、手羽、ささみの 4部位に解体します。
ではフクロウ班の班長から体験開始。

まずは腿と胸の間の皮に切り込みを入れ、身を剥がすように解体していきます。

上手に腿の部分が剥がれてきました!
続いてはコウモリ班!

こちらは手羽の解体をしていきます。

胴体部分を押えていた隊員が思わず乗り出して声をかけています。切り分けた部位は鍋の中へ入れていきます。
・・・各班ともに解体を終えて、調理開始です。
まずはコウモリ班から・・・

6名分の親子丼の具を調理。

鶏の解体でのメニューがまさかのカレーポテト! けれど、鶏も残さずいただきましたので、ご心配なく。

班長が魔法のスパイス?を振りかけて仕上げています!

美味しそうに完成。

皆で美味しくいただきます。
続いてフクロウ班。

竹筒に入っているのは唐揚げ用のカタクリと小麦粉です。

後方では、かまどで油の温度を上げているが煙たい!帽子で耐えるT隊員。

いよいよ揚げていきます!

班長は余裕で調理中も・・・支柱の棒が無く、T隊員の頑張りで乗り切ります。 ※熱くなる前に交代要員も控えていますのでご心配なく。

手羽先の照り焼きも仕上げていきます!
ちなみにリーダーメニュー。

胸肉を湯通しした①バンバンジー(棒棒鶏)。

右から②腿の唐揚げ、③ささみとシソのチーズはさみ揚げ、手前左の食器内に④手羽先&手羽元の艶煮込み。
部位ごとで4品を作成しました。
※予備の竹をお皿に・・・風情がありますね。
講習会開催場所“初谷”

谷間のキャンプ地。風情も良い初谷でのサバイバル野営料理講習会でした。