2017年夏季大舎営<1日目>

カブ
カブ

8月18(金)~20(日)は待ちに待った夏季大舎営に行ってまいりました!!今年の舎営地は、滋賀県高島市マキノ町にある「海津天神社ユースイン」。初日は生憎の雨模様でしたが、2日目以降は、お天気に恵まれ最高の3日間となりました。近くのマキノ・サニーサイド・ビーチで湖水浴も堪能。真夏の太陽が降り注ぐ中、スカウトたちともに夏を満喫してきました!
 
7月の隊集会でスカウトたちは、海津天流忍術研修所の所長から以下のメッセージを受け取っていました。
 
「華武隊之皆様江
六月から皆が修行する様子を見ておった。じゃが、まだまだ修行が足りん!!そこでじゃ。私が所長をつとめる海津天流忍術研修所に皆を招待しようと思う。夏休みに皆で来てもらいたい。待っておるぞ!!  忍々          海津天流忍術研修所 所長より」
 
そう、今年の舎営のテーマは「忍者修業」。海津天流忍術研修所に出向いて、忍者として身につけるべき技にまつわる課題に取り組んだり、これまでの隊集会で培ってきたスキルを試されたり。最終的には、正式な忍者として認められるための試験をクリアしなければなりません。
 
ということで、まずは、初日の様子をご紹介します!
 

 
修行の山ことマキノ高原に到着。つくやいなや、モクモクと煙が立ち込め、巻物を手に現れたのは、ぐるぐるメガネで黒い忍者装束に身をつつんだ先輩忍者の栄丸。本人曰く、ここで何年も修行をしていて免許皆伝を目指しているらしく、今回、海津天流忍術研修所所長の服部MCハマーから巻物を預かって来たといいます。はたして、味方か?はたまた敵なのか?

 
巻物には、『修行の山でいくつかの忍術の関所を用意している。道中の分かれ道には、木で作られた矢印や×印、石でのサインが散りばめられている。そのサインを読み取って追跡をしながらゴールの滝を目指し忍術の習得をして欲しい』とのこと。
 
まずは、腹ごしらえということでスカウト弁当を食べて、忍者修行に出発です!

【手話の関】
忍者は忍び。敵に気づかれないように大事なことを伝達する能力が必要です。そのために、挨拶などの手話を習得しました。さて、ここから次の関所である無言の関のリーダーが「よし!」というまで、一言もしゃべってはいけません。道中も何もしゃべらずに、意思疎通をしながらスカウト達は次の関所までたどりつけるのでしょうか。

 
【無言の道】
話さずに過ごすには、忍耐力が必要です。忍者の忍は忍耐の忍。忍耐力を鍛えるため、手話の関の教え通り、スカウト達は無言でどんどん道を急ぎます。そんなスカウト達に早くも試練が!先輩忍者の栄丸が自分よりも先に免許皆伝をさせてなるものかと、通りすがるスカウトにちょっかいを出しどうにかしゃべらせようとしてきます。しゃべってしまったら減点です!
 
【無言の関】
手話の関で学んだ手話を使って、集合から解散まで無言を貫き、リーダーのお題に挑みます。集合→こんにちは(こんにちは)→あなたは誰ですか?(ボーイスカウトです)→どこに行くのですか?(山です)→さようなら(さようなら)。ここまで手話だけでやりとりができれば合格です!
 
【体言の関】
手から進化し、今度は体で伝達する修行。身体いっぱい使って、ジェスチャーでみんなにお題を伝えます!

 
【毒見の関】
忍者は常に敵を意識しています。食べ物の中に毒を仕込まれていることもあり、食事中も油断できません。そんな危険を察知する能力を身につける修行ということで、ここでは、4種類の緑茶の銘柄を当てる利き茶をしてもらいました。

 
修行の結果は以下の通り。1位3組、2位1組、3位2組。さぁ、これから宿舎に帰って、次のプログラムだ!さて、次は何が待っているのかな?
 
マキノ高原で栄丸なる忍者に出会って、散々邪魔をされながら修行を終え、ヘトヘトになって忍術研修所にようやく到着。スカウトもリーダーもくたくた、すっかりお腹が減っています。
 
初日の夜ご飯は、カブ隊の夏季大舎営では初(?)となるBBQ大会です!メニューの一部をご紹介すると・・・
 
Tボーンステーキ/骨付きカルビ/パイナップル・スペアリブ/豚巻きバームクーヘン/鶏もも肉のマジックソルト焼き/ローストビーフ/オイルサーディンのガーリック煮/焼きマシュマロのチョコレート掛け/皮付きトウモロコシの丸焼き/たまねぎのバター&塩コショー丸焼き/カマンベールのハニーペッパー・・・

馴染みのBBQとは違って、聞いたことも食べたこともないメニューが並んでいます!なんと、マキノ高原へハイキングに出かけている間に、デンリーダーさんがバッチリ下ごしらえをしてくれていました。ということは、あとはガンガン焼くだけ!!どのメニューも、めちゃくちゃ美味しい!特にタマネギのバター&塩コショー丸焼きがシンプルで、スカウト達に人気でした。タマネギがこんなに人気メニューになるとは意外でした!

 
さて、お腹がいっぱいになった後は、スカウトたちの最大のお楽しみ(???)、夜間歩行訓練です!
 
栄丸が持って来た巻物には、忍者は夜間でも暗闇に紛れて行動できるるように訓練するよう書かれています。しかし、くま・しかスカウトは昨年の経験から「絶対ウソや!肝試しや!」と言い思い込んでいます。栄丸の先導で近くにある宝憧院の参門まで行くと、皆で円になって座り順番を待ちます。栄丸は「俺はこんな修行はもうへっちゃらだ先に行くぞ!」と言い残し暗闇に消えていきました。
 
今回は約500Mのコース。最初は街灯が少しありますが、後はあぜ道で外灯はありません。リーダーに無言で肩をたたかれたスカウトから出発していきます。
 
暗闇で目が慣れると見えなかった景色が見えてくることを身をもって体験し、水たまりや柵、溝に意識を向けながら歩く訓練です。今回は正真正銘の夜間歩行訓練。肝試しではありません。怖い怪談話は全くなし。とは言え、やはり真っ暗のあぜ道は、めちゃくちゃ怖かったようです。
 
2日目に続く。